皆さま、こんにちは、えいと@です。
本日もご訪問くださいましてありがとうございます。
今日は、ちょっとばかし経済のお勉強をしようと思います。
長いのですけど興味のある方は 最後までお付き合いください。
私のブログでは経済のことがイマイチよくわからない〜という方や、一般の主婦層の方々を対象にしたお勉強なので、
経済学に詳しい方にとっては まどろっこしい内容になっているかもしれませんが、ご了承くださいませ。
さて、今日、こういうニュース ↓ を見ました。
日銀:インフレ目標1% デフレ脱却へ強い決意
日銀は14日の金融政策決定会合で、金融政策で目指す物価水準となる「中長期的な物価安定のめど(Price Stability Goal)」を新設、当面は消費者物価上昇率1%を目指す方針を全会一致で決めた。
従来は消極的だった「インフレ目標」を事実上採用、資産買い入れ基金を10兆円拡大し65兆円程度とする追加緩和も決め、物価下落の継続が経済を圧迫するデフレからの脱却に強い決意を示した。
白川方明総裁は会合後の記者会見で「どうすれば、中央銀行の責任を果たせるかを考えた」と説明した。
日銀は従来、デフレ脱却を展望する物価水準について、各政策委員が考える望ましい物価上昇率を集計した「物価安定の理解」を公表。
「2%以下のプラス領域で、中心は1%程度」と説明してきたが、市場では「数値は目標か、単なる目安か。分かりにくい」と批判があり、政府・与党内では「インフレ目標」の採用を求める声も根強かったが、日銀は消極的だった。
インフレ目標は元来、物価高騰が国民生活を苦しめる状況で、中央銀行が金融引き締めなどで物価を抑えるための手段として使われてきた。
実質ゼロ金利状況もあり、日銀は「インフレ目標を採用しても物価上昇効果は期待できない」(幹部)と主張。
白川総裁は講演で「物価上昇率を過度に重視した金融政策は逆に経済の安定を損なう」としてきた。
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が1月25日、長期的な物価上昇率の目標を2%とする「インフレ目標」導入を決定。
実質ゼロ金利を「少なくとも14年終盤」まで続ける方針を示すと、状況は一変した。
政府・与党内では「日銀がFRBより金融緩和に慎重とのイメージが円高を助長している」との批判が噴出。
民主党の前原誠司政調会長は政府と日銀が政策協定を結び、デフレ脱却の目標を共有する可能性に言及した。
今月13日には、11年10〜12月期に2期ぶりのマイナス成長に転落したことが判明。
次の一手を迫られた日銀はインフレ目標の封印を解いた。
「物価安定のめど」は金融政策が目指す物価上昇率を「2%以下のプラス。当面は1%」と明示。
「それ(1%上昇)が見通せるまで実質ゼロ金利政策と資産買い入れなど強力な金融緩和を推進する」と宣言した。
政策委員の物価上昇率予想は12年度0.1%、13年度0.5%で、市場ではゼロ金利を含む緩和策の長期化観測が広がる。
これがより期間の長い金利の低下につながれば、企業や個人は資金が借りやすくなり、投資や消費を活発化させる可能性がある。
その結果、モノがもっと売れ、賃金や物価も上昇し、デフレから脱却するのが期待される道筋だ。
ただ、雇用不安もくすぶる中、インフレ目標の効果は見通せない。【谷川貴史】
日銀:インフレ目標1% デフレ脱却へ強い決意 毎日JP
いよいよ日銀が量的緩和を行うことを決定したんですねぇ〜。
ここ最近、国会でも、経済の討論番組でも「円を刷れー! 量的緩和をしろー!」ばっかりですからね。
日銀も世論の声がここまで大きくなっては無視はできないと判断したのでしょう。
ところで、最近「デフレから脱却せよ」という言葉をしょっちゅう聞きませんか?
「デフレから脱却」って何? デフレって悪い事なの?
TVの経済討論番組を見ておりますと、やたらと「円高でデフレだから景気が悪い」と言っている人がいるんですけど…。
「デフレ=不景気」だって勘違いしてません?
「デフレ=不景気」「インフレ=好景気」だと思い込んでいませんか?
まず、インフレ(インフレーション ・Inflation) 、デフレ(デフレーション ・Deflation) とは何か…ですけれども。
簡単に言うとインフレ=物価が上昇すること=貨幣価値が下がること、
デフレ=物価が下落すること=貨幣価値が上がることです。
今の日本はデフレです。つまり物価が下落した現象になっているということです。
で、そのデフレで問題になるのは、デフレスパイラルという現象です。
デフレスパイラルというのは、モノが売れなくて価格が下がり、価格を下げてもモノが売れなくてさらに物価が下がっていくことをいいます。
モノが売れない=企業の利益が上がらない=社員の給料が下がるということにつながり、
給料が下がるとモノが買えなくなって、モノが売れなくて、さらにモノの値段が下がり続ける現象のことなんです。
今の日本はデフレスパイラルに陥っている傾向がある…という意味ではかなり問題があるわけですね。
じゃ〜インフレにしたらいいの?…って思われますか?
それがね、経済ってそんなに簡単にコトが運ばないモノなんですよね〜。
インフレっていうのは物価が上昇することですけれども、
物価だけが上がっても給料が上がらないまま…ということが十分あり得るのです。
物価が上がるということは、買いたいモノの値段が上がることです。
お給料は変わらないのに、先月は3000円で買うことができたのに 今月は4000円出さないと買えなくなったら嬉しくないでしょう?
TVの経済討論番組で「日銀が円を刷ってマネーサプライを増やせばインフレ,円安になってデフレからの脱却ができる」かのように言っている経済評論家がいますけど。
マネーサプライを増やせば 確かにインフレ、円安傾向にはなります。これは正しい。
しかしインフレ・円安になれば何もかも解決する…なんてデマを流さないでいただきたい!
…と 私はTVの前で憤慨したおりました。
インフレ傾向にして通貨を安くして、それでも景気が回復していない国っていくらでもあるんですよ。
アメリカはドルをたくさん刷ってドル安にし、インフレ傾向にありますけど、
景気は決して良くはないですよ。
雇用がなくて失業率は相変わらず高いままです。
アメリカの給与は決して高くはなってないのに、物価は確実に上昇しています。
アメリカに住んでいる わたくしは物価の上昇を肌で感じていますよ…。
そして、お隣の韓国もそうです。↓
高騰する庶民物価、政府の統制通用せず 朝鮮日報
物価は強烈に上昇している=インフレ傾向なのに、韓国の賃金は下がり続けているんですよ。↓
【韓国】賃金3年連続下落 下落速度、先進27ヶ国中「最高」 韓国ハンギョレ
日本を同じ状況にしてもいいというのでしょうか…?
ちまたの議論は根本的に間違っているということです。
「デフレが悪いからインフレにすればいい」のではないんですよ。
景気が悪いから「デフレ現象に陥ってしまっている」のであって、
「景気をはやく回復させる」ことが重要なのです。
先日の報道2001に 麻生太郎 元総理大臣が出演されていましたね。
動画で拝見しましたが、麻生さんは「円を刷ってインフレにしたらいい」などとはひと言も言っておられませんでした。
景気を回復させるために 国債を刷って公共事業に投資すれば良いと言われていました。
公共事業に投資すれば、雇用が生まれ、街は活気が出るというのです。
意味のない「ハコモノ」を造るのではなく、後の時代に活用できる公共事業に投資するのです。
これは大変意味があると 私も思いますね。
お金の量を増やしてインフレにすることが解決策なのではなく、
雇用を増やして景気を良くすることが解決策なんです。
ところで、国債を刷って日銀に引き受けさせれば良いということもTVの経済討論会ではよく聞きます。
これもね、結局は円を刷ることと同じで インフレを引き起こすだけにすぎません。
この国債を刷って日銀に引き受けさせる方法を言われる方は犬養内閣の蔵相に就任した高橋是清氏の財政政策をよく引き合いに出されますけど、
あの当時は満州事変、支那事変などの紛争が起こった時代ですから今と状況がまったく異なります。
紛争が起こると軍事産業が栄えますからね、当然国内の経済は回り、景気の回復をのぞめたのでしょう。
そして、こちらのサイト ↓ も参考になるかと思います。
戦前期の日銀国債引き受けの実態 池尾和人氏
過去に行った経済政策が成功したからといって、今、同じように行ってもいいのか…?
社会背景や状況が違うことを加味して、経済は考えないといけないと思いますよ。
それを判断するのが日銀です。
なんか、みなさん、日銀のことをケチョンケチョンに言ってますけど…経済のPh.Dを持っている専門家の集まりですから。
アホの集まりじゃないんですからね。
一般人が考えつくようなことで、それで景気が回復するならとっくの昔にやってると思いますよ。
そして、円高に関しても「円高だから日本経済は落ち込んでいる」と言われています。
確かに輸出産業には大打撃ですよね。大変だと思います。
でも日本の輸出のGDP比は15%なんですよ。
まぁ、日本の輸出のGDP比が低いから 円高でもいい…ということではないとは思いますけどね。
でも、輸出企業であっても、原材料は輸入しているところが多いでしょう?
製造原価が安い方が企業にとってはありがたいと思うんですけどね。
それに円高=円の価値が高いということなんです。
今、1万円持ってたとしたらアメリカでは125ドルのモノが買えちゃうんですよ?(1ドル=80円として)
100ドル持ってても、日本では8000円のモノしか買えないんです。
つまり円の価値が高いということなんです。
円が高くなるのは、円が世界中で買われているからです。
なぜ円が買われるのか…?
円が信用されているからです。
現在、欧州の経済が大変なことになってますよね?
ヘタすりゃ、ユーロそのものが崩壊してしまうかもしれません。
そんな不安定なユーロを誰が買いますか? 誰も買いません。
ドルは 金融緩和のせいでドンドン下落しているから買いたくない。
じゃ〜価値の高い円を買っておこうというお話なんですよ。
だから一時的な円売りドル買いの介入なんて意味がないのです。
去年の10月に財務省は円安に誘導するために過去最大規模の8兆円程度の為替介入を実施しましたよね?
マスコミや輸出企業や世論が「円高が悪いー! 何とかしろー」って騒がしいから やむを得ず対処したのでしょうけど。
あれでどうなりましたか?
緩やかな円安に誘導されましたか? されていませんね?
あの為替介入で なんと40兆円がぶっ飛んだそうですよ。
こちらのサイト ↓ が参考になるかも。興味がある方はご覧ください。
財務省の為替証拠金取引で日本国民は40兆円ヤラれた
それと、日本の借金の話ですが。
日本の借金が 現在890兆円近くに膨らんでいるそうです。
TVの経済討論を見ていると、日本の借金は政府の借金であり、国民の借金ではなく、国民は債権者であるということを言っている経済評論家がいます。
これ ↑ は 間違ってはいないのですが、
政府の借金=国民の債権だから 全く心配はない、日本の財政は破綻しない!
これ ↑ は大きな間違いです。
確かに日本の国債の9割は日本向け国債なので、ギリシャのようにはなりません。
しかし、ギリシャのようにならないからといって どんどん国債を刷っていい、というのは誤りです。
日本は自国の通貨を持っていますから、
国債の発行が膨らみ過ぎて どうにもならなくなったら円を大量に刷って返済すればデフォルト(債務不履行)は起こさない。
こういう ↑ 最終手段はあるにはあるんです。
しかし、これを実行するとハイパーインフレーションを引き起こしてしまうんですよ。
ハイパーインフレとは、簡単にいうと物価上昇がとんでもなく激しく起こってしまう現象のことです。
そんなことが起こったらどうなってしまうか…。
給料は上がらないのに物価が毎日上昇していくんです。
つまり、今日は1000円で買えたモノが、数時間後には2000円、翌日には5000円、1週間後には10万円なんて事が起こるんですよ。
ウソみたいだけど、本当に起こるんです。
パンを一斤買うために リヤカーでお札を運ばないといけないことになるんです。
えげつないくらいの超円安になって、輸入企業はバッタバッタ倒産するでしょうね。
原材料を輸入している 輸出企業も倒産に追い込まれるでしょう。
とにかく、そういう極端なことを引き起こしちゃいけないということです。
だから、国債の発行は 将来 税収が見込める分しか 本来は発行してはいけないのです。
国民が債権者だから どんどんお札や国債を刷って 国内のお金の量を増やしてインフレを招いて円安にすればいいなんて…。
経済のことをちょっとでも勉強してたら、これ ↑ が間違いであることくらいわかりそうなものなんですけどね…。
とにかく、TVに出ているような自称 経済評論家といっている人物の言うことを100%信用しない方がいいということです。
デフレ脱却ではなく、不景気からの脱却が重要なのです。
病気に例えると、不景気が体調不良、インフレ、デフレは体温計が示す温度です。
体調が悪いのであれば、体調そのものを健康な状態にしなくてはならないのに、
「体温計が悪い! 体温計を直せ!」って言っているようなものなのです。
景気が上向いてきたら 自然とデフレは解消されます。
操作してデフレを何とかできるものではないということですよ。
政府が しっかりと景気対策のために税金を使うことが重要なんです。
将来,役に立つインフラを整えるための公共事業に投資し、雇用を増やし、
一番重要なことは国のムードを明るくすることです。
そして最も重要なのは、お金を回すこと!
実は日本の貨幣回転率は とっても低いんですよ…。
日本人って貯蓄が好きじゃないですか?
そりゃ〜あるだけ使っちゃうような生活はダメですよ?
何かあった時のために 多少の貯蓄は必要です。
でも使えるお金があるのに使わずに貯蓄をする人が多いことが 日本の経済が回らない原因のひとつになっているんです。
使われずに眠っているお金が多いってことなんですね。
お金を使わなければ経済は回りません。
問題となっているデフレスパイラルは 買い物を控える人が多くなっていることも一因なのです。
収入が増えないと 財布の紐がゆるくならないということはあるでしょうけどね…。
だけど可能な限り 日本国内で消費をしましょうよ。
旅行するなら できるだけ日本国内を旅行しましょうよ。
日本国内でお金を回す=日本経済を回す=景気回復につながるのです。
わたしは海外在住組なので、日本経済にあまり貢献できないので とても残念に思っています。
なので日本に一時帰国した際にはできるだけ日本経済を回すことに貢献しようと思っています。
海外在住組の方は 日本に帰国された際には できたら日本製のものをたくさん買ってくださいね♪
【おまけ】
今回の経済のお勉強コーナーはいかがでしたか?
うまく説明できたか ちょこっと気になっておりまする。
良かったらコメントに「わかりやすかった」「どこどこがわかりにくい」と書いてくださるとありがたいな〜♪と思います。
なお、はじめの方にも書いておりますが、当記事は経済のことがイマイチよくわからない〜という方、主婦の方向けですので、
そのへんご了承くださいませ。
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ありがと〜♪ いつも応援ポチ感謝です♪ ☆^∇゜)
お勉強になりました o(^▽^)o
でも高橋是清の件だけど、よく麻生さんも口にされてますよ。
唯一日本でデフレから脱却させた人物だってね。
歴史に学べってなこと言ってたけど、それって気のせいかしらね?
いよいよ日銀が動き出したわけですが、ただ量的緩和を行うだけでなく、デフレ脱却は容易でないので、二の矢三の矢が必要なわけでしょう。
同時にやる事がたくさんあると思うんです。
でもそれをやっているのが民主党。
そこが一番心配です。
自民党が民主党のお尻を叩きながらやる感じになるのかしら。
日銀もエリートの集まりなんでしょうが、何かしら裏であるのかなとも感じてます。
今の総裁は民主党が決めたんですよね。
アメリカはドルを刷りインフレ状態。
それって結局はアメリカでの景気対策が上手くいかなかった結果じゃないの?
日本も同じ状況になると言えるのかな。
経済は生き物であり、世界の状況は日々変わってますしね。
良いほうに行って欲しい気持ちです。
>kuriさん。
kuriさん、来てくれた〜。ありがとう〜〜〜。
この間ツィッターでいろいろ意見交換したじゃない?
あのとき、うっかりもう一人の名前を消さないでkuriさんにツィートしちゃって、その後、その人から攻撃を受けちゃってねー。
私の書くこと,真っ向から批判してきたのよね。
完璧に「デフレ=不景気」と思い込んで,人の意見を聞こうともしないの。
きっと、同じように思い込んでいる人が多いんだろうな…と思って、今回の記事を書くことにしたんです。
>高橋是清の件だけど、よく麻生さんも口にされてますよ。
>唯一日本でデフレから脱却させた人物だってね。
>歴史に学べってなこと言ってたけど、それって気のせいかしらね?
確かにあの時期、高橋是清氏が金融緩和をして景気が戻りました。
タイミングが良かったんでしょうね。
高橋是清氏の功績を称えるのはいいんだけど、でも,今、同じような金融政策をやっていいのかどうか…ってことなんです。
あの時期は、記事に書いているように戦争があったんですよ。
戦争が起こると、国内のいろんな産業が伸びるんです。
特に伸びたのが繊維です。軍服に必要ですからね。ものすごく繊維企業が伸びたんです。
景気っていろんな要素が重なって変動するんですよね。
今、世界中の経済が悪いでしょう?
日本が大幅な金融緩和をやったとしても好景気にはならないんですよ。
>デフレ脱却は容易でないので、二の矢三の矢が必要なわけでしょう。
>同時にやる事がたくさんあると思うんです。でもそれをやっているのが民主党。
>そこが一番心配です。
同感ですね〜。
民主党が考えている経済活性化は、まったくダメですね。
とにかく給付なんです。
お金をばらまけばいいと思っているんですよ。
増税した後に、低所得者には1万円を支給する〜なんて言ってたでしょ?
あれで景気が回復しますか…っていうことです。
子ども手当もそうですが、ああいう恒久的なばらまきは経済効果にはなんの足しにもなりません。
麻生政権時代に行った「一括給付金」は、あれは経済学的には効果があるとされているんです。
一括の一時的な給付金だから良かったんです。
ただ…金額がね、1万2千円でしたっけ? ちょっとインパクトがなかったんですよね。
もっとドカンと支給したら良かったんですけどね。一人10万円とか。
そしたらみんな気持ちが大きくなって使いますから。
みんながお金を使うことでお金が回る=経済が回るんです。
民主党の子ども手当は恒久的なものですからね。
子供がいたらずーっと何年間かもらえる。これでは何の効果もありません。
もらえるのが当たり前になってしまっては,経済効果に何の貢献もありません。
>日銀もエリートの集まりなんでしょうが、何かしら裏であるのかなとも感じてます。
裏ねぇ…。それは何とも…。
基本的にはないと思うんですけどね…。
>今の総裁は民主党が決めたんですよね。
白川氏が日銀の総裁になったのは2008年4月ですよ? 自民党政権下です。
>アメリカはドルを刷りインフレ状態。
>それって結局はアメリカでの景気対策が上手くいかなかった結果じゃないの?
アメリカがドルを刷ってインフレ傾向に持っていっているのは、実は今の日本に似た状況があったからなんです。
FRB(日銀と同じようなもの)の中では,アメリカ経済のためにはインフレ傾向にしない方がいいという意見が多かったのに、
企業やマスコミがドル安にしろと大騒ぎをしたんだそうです。
で、根負けしたような状態でマネーサプライを増やしてドル安にしたんだそうですよ。
>経済は生き物であり、世界の状況は日々変わってますしね。良いほうに行って欲しい気持ちです。
その通りです。経済は生き物です。
今のこの時代に どういう経済政策をやったら正しいのかは誰にもわかりません。
結局、数年後にどういう経済状況に変化しているかで評価がされるんです。
私が危惧するのは。TVの番組ですね…。
かなり影響力が大きいので、それに惑わされる人が多いのが気になります。
自民党の政治家まで 経済評論家なる人物の持論に影響されていますから…。(ため息)
今の日本が危ないことに気が付いてから一番に思うことは、自分に歴史経済に対する知識がないということです。なので勉強になります。
自分にできる最初の一歩は日本の製品を買うことと思って日本で製造しているものを買うようにしています。気に入った物があっても日本以外で製造されていたら必要でないかぎり買いません。日本人の雇用を守るためには、まずは日本で製造されたもの。なければ日本企業が販売している製品。
旅行も国内旅行をと私も思います。去年初めて知覧特攻平和会館に行ってきましたが、
日本人は日本人らしく生きなければ、日本を護らなければ亡くなられたかたに申し訳ないと思いました。
去年オバマさんがアメリカ人はアメリカの製品を買いましょうと呼びかけている映像を観たのですが、そう思っているアメリカ人って多いのですか。
上記コメントに書かれてる、デフレ=不景気と思ってる私です(苦笑
ただし、インフレ過剰になったときの政策結果でデフレは仕方がないと思いますが。
長期デフレは最悪ですね。
経済の素人ながら、がんばって突っ込んでみたいと思います(笑
デフレ下ではお金が回らない、消費はしても投資はしない、景気がよくならないという認識です。
>デフレ=物価が下落すること=貨幣価値が上がること
ですので、企業は投資をしようとは思わないですね。借金をして投資をしなければ将来の成長も発展もありませんね。そして経済状況がこのように暗い中では、不確実な将来に向かっては尚更投資意欲はわかないですね。
>日銀が円を刷ってマネーサプライを増やせば
増えるのはマネタリーベースではないかと。マネーサプライが伸びないことが問題で投資が行われず多額な預金超過に落ちいってるのではないかと。
>アメリカはドルをたくさん刷ってドル安にし、インフレ傾向
確定している2010年の統計では、インフレ率1.69%で181カ国中で166位でデフレ傾向ですね。QE2までやって少しはデフレを下げ止めできたというところではないでしょうか。
>お隣の韓国も >物価は強烈に上昇している=インフレ傾向なのに、韓国の賃金は下がり続けている
この国は1997年のIMF管理下に入ってからは輸出依存国の大企業独占状態で、そのためウォン安政策をとらざるを得ず、このような悲惨な状態になってますね。
>公共事業に投資すれば、雇用が生まれ、街は活気が出るというのです
まさに仰るとおり、公共事業などや所得移転が可能なものにお金を渡すことは大事ですね。
>国債を刷って日銀に引き受けさせれば良い >インフレを引き起こすだけ
表現は違っても日銀の引き受けは毎年行われてます。そして、今現在はインフレではありませんね。
>経済のPh.Dを持っている専門家の集まりですから。アホの集まりじゃない
でしたら、どうしてバブルが弾けたあと間逆の政策をとり経済成長することなく、1998年から自殺者数がずっと3万人を超えてるのでしょうか。彼らがいろいろ言われるのも仕方がないとは思いますね。
>為替介入で なんと40兆円がぶっ飛んだ
日本単独ですからね・・・他国と協調しながら金融緩和とかもセットでやらなければ効果は出にくいですね。世界不況の中では協調も難しいですが・・・。
>ハイパーインフレーションを引き起こしてしまう
この定義が書かれてませんが、標準的な定義では年率13000%以上のインフレ、となっているようですが、なりますかね、181か国中で175位な日本が。 というか、その前に引き締め政策をとればいいのではないでしょうか。インフレ過剰を懸念するのは分かりますが、思いっきりデフレ塗れです。国債の長期金利をみれば、さすがに分かるとは思うのですが。
それに、いくらあるかは分からない(20兆から80兆といわれてる)デフレギャップが埋まらない限り、インフレにはなりませんね。
>最も大切なのは、お金を回すこと
仰るとおりです、ですのでデフレ下ではお金は回らないんです、企業が投資をしようとしませんから。結果として、政府の借金が増えてるんですね。
あと、自称経済評論家というのは誰を指してるのか分かりませんが、私の予想が当たってるとすれば、麻生氏と交流がある方々で根本的な考えは同じですよ。
気になったのは。
白川氏が総裁になった経緯も把握していないということ
は、当時のマスコミの論調に騙されている人なのかと。
日銀の総裁選びにおいて民主党がごねにごねて、自ら
が推挙した人間にすることにもごねた、麻生政権末期の
民主党の「何でも反対」「何でも政権交代」のひどさを
わかっておられないようで・・・。
ねじれ国会をいいことに、なんでも審議拒否をしてリー
マンショック後の一刻を争う時期にそれはひどいもの
でしたよ。そのなかで白川総裁のごり押しもあったの
です。自民党が選んだ候補はことごとく審議拒否の
ネタにされましたよ。
デフレスパイラルに陥っている以上、デフレ脱却イコー
ル不景気脱却で、構わないんじゃないですか?
デフレ脱却のために、公共事業に投資したりと言った
意見も合わせてきちんと言っていると思いますよ。
デフレ脱却でも不景気脱却でもやることは両輪の如く
しなければいけないので、そこがわかればいいんでは
ないですか?
>さくらさん。
>自分にできる最初の一歩は日本の製品を買うことと思って日本で製造しているものを買うようにしています。
>気に入った物があっても日本以外で製造されていたら必要でないかぎり買いません。日本人の雇用を守るためには、まずは日本で製造されたもの。なければ日本企業が販売している製品。
さくらさん。すばらしいです!
そこまで徹底されるってなかなかできないことだと思いますよ。
私もできるだけ日本製を…と思うのですが、日本製ではどうしても手に入らない物があるんですよね。
そういう時はやむを得ず外国製のものを買いますが、できるだけメイドイン中国のものは避けるようにしています。
アメリカでは特に中国製でないものを探すことが難しいんですね…。
食品は、一時期の毒入りペットフード、歯磨き粉、風邪薬で死亡する人が出たりしたことで中国産のものhが嫌われるようになり、
食品の分野ではずいぶん減りました。
でも、雑貨や日用品はまだまだ中国製品が多いです。
>旅行も国内旅行をと私も思います。去年初めて知覧特攻平和会館に行ってきました
知覧に行かれたのですね…。
私も、いつか必ず行きたいと思っています。
>日本人は日本人らしく生きなければ、日本を護らなければ亡くなられたかたに申し訳ないと思いました。
その通りですね。
日本人らしく生きること、今があるのは先人のおかげであると感謝して生きること。
こういう気持ちで生きなければ 先人に申し訳ないですね。
>去年オバマさんがアメリカ人はアメリカの製品を買いましょうと呼びかけている映像を観たのですが、そう思っているアメリカ人って多いのですか。
う〜ん、どうでしょうね〜。
アメリカ製品にこだわる人もいるのでしょうが…そうでない人も多いでしょうね。
割合的にはどうなんだろう…? ちょっとよくわかりません…。
アメリカに住んで感じるんですけど、アメリカ製品ってけっこういいものが多いんです。
例えば、アメリカ車のことを、でかいだけのアメ車は日本の道路にはあわないって、日本人はよく言いますが、
アメリカで走っているアメ車、日本の車とほとんど変わらないんです。
軽自動車はないですが、小型の車も製造,販売しています。
アメリカ人の多くが、昔のあのでかいアメ車よりも日本車を選びましたからね。
アメリカの車メーカーは日本車のような性能や燃費のいい車の開発に力を入れました。
細かい部分は違いますが、アメリカもいろいろ工夫をしているようです。
> Shellyさん。
>デフレ=物価が下落すること=貨幣価値が上がることですので、企業は投資をしようとは思わないですね。借金をして投資をしなければ将来の成長も発展もありませんね。そして経済状況がこのように暗い中では、不確実な将来に向かっては尚更投資意欲はわかないですね。
ん??? これの意味 ↑ がイマイチよくわからないんですけど…?
企業は投資をしたいんですよ。でも銀行がお金を貸してくれないんです。それで投資ができないんですよ。
なぜ銀行がお金を貸し渋りするか…。バブル崩壊で不良債権をいっぱい抱えてしまったからです。
企業は貸して欲しいんです。投資をしたいんです。景気が悪い時こそチャンスではありませんか。
デフレだから企業は投資をしないということではないですよ。
>マネーサプライが伸びないことが問題で投資が行われず多額な預金超過に落ちいってるのではないかと。
私は違うと思います。
過剰な預金超過になっているのは、投資が行われないからではないと思います。
いくらマネーサプライを増やしても 銀行にプールされてしまっているんです。
なぜプールされるのか…。それは先ほど書いたように、銀行が貸さないからです。不良債権化することを恐れて企業に貸さないんです。
だから貨幣の回転率が悪くなるのです。
>確定している2010年の統計では、インフレ率1.69%で181カ国中で166位でデフレ傾向ですね。
これも違うと思います。
181カ国中の166位だからデフレ傾向? どうしてそういう判断ができるのでしょうか?
世界を見るとインフレの国はたくさんあります。その中では下位であったとしても、アメリカは確実に物価が上がっていますよ。インフレ傾向にあります。
>この国は1997年のIMF管理下に入ってからは輸出依存国の大企業独占状態で、そのためウォン安政策をとらざるを得ず、このような悲惨な状態になってますね。
その通りですね。韓国は悲惨な状況です。
こんなに経済が緊迫してるのに…慰安婦問題や竹島問題で日本を敵に回して…いったい何を考えているのか…と思いますね。
>表現は違っても日銀の引き受けは毎年行われてます。そして、今現在はインフレではありませんね。
そうなんですよ。
日銀の引き受けは行われているのです。しかし、それは急激なインフレに傾かないように調節されているんです。
普段でも日銀引き受けが行われてても経済が良くならない…となると、いったいどうしたら景気が良くなるのでしょうね。
ドカンと国債を発行しますか?
それを日銀に引き受けさせるのがいいと思われますか?
そんなことをしたら余計に経済は混乱すると私は思いますけどね。
>でしたら、どうしてバブルが弾けたあと間逆の政策をとり経済成長することなく、1998年から自殺者数がずっと3万人を超えてるのでしょうか。彼らがいろいろ言われるのも仕方がないとは思いますね。
日銀の役割をご存知ですか?
「物価の安定」と「金融システムの安定」です。
結局ね、何もできないんですよ。だから無能だと言われるのでしょうけどもね。
劇的に景気を回復させる手段などありませんよ。
あるとすれば……戦争しかないんじゃないですか?
しかし、日本がそんなこと(戦争を引き起こす)はできないでしょう?
>為替介入で なんと40兆円がぶっ飛んだ
>日本単独ですからね・・・他国と協調しながら金融緩和とかもセットでやらなければ効果は出にくいですね。世界不況の中では協調も難しいですが・・・。
そうですね。単独でやったことは意味がなかったですね。
しかし、マスコミや企業が「円高悪いー何とかしろーわぁわぁ〜」って大騒ぎしたでしょう?
だから財務省は仕方がなくやったんですよ。
他国と強調しながら…なんて,今の世界の経済状況からしたら無理です。
>標準的な定義では年率13000%以上のインフレ、となっているようですが、なりますかね、181か国中で175位な日本が。 というか、その前に引き締め政策をとればいいのではないでしょうか。インフレ過剰を懸念するのは分かりますが、思いっきりデフレ塗れです。国債の長期金利をみれば、さすがに分かるとは思うのですが。
えーとですね。
日本が債務不履行になるような状況になっていれば,デフレ〜なんて状態ではないと私は思いますよ。
日本は今、GDP比での債務残高が200%を超えているのです。
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.htm
こんな国、他にはありません。
もし、日本がデフォルトを起こしてしまうような状況になったら、GDP比212%(その頃にはもっと増えている可能性が高い)の債務を返済するだけの円を刷るわけですよね?
どれだけインフレが起こってしまうか想像できませんか…?
今のこの状況との比較ではないんですよ。
>自称経済評論家というのは誰を指してるのか分かりませんが、私の予想が当たってるとすれば、麻生氏と交流がある方々で根本的な考えは同じですよ。
自称経済評論家が誰か…ということはここでは伏せておきます。
ただ、影響力が大きい方なので当然、自民党議員さんもしっかり影響されているように思います。
麻生元総理も影響されている部分はあるでしょうね。
>トミシンさん。
はじめまして。ご訪問とコメントをありがとうございます。
>白川氏が総裁になった経緯も把握していないということは、当時のマスコミの論調に騙されている人なのかと。
白川氏が総裁になった経緯は知っていますけど?
>日銀の総裁選びにおいて民主党がごねにごねて、自らが推挙した人間にすることにもごねた、麻生政権末期の民主党の「何でも反対」「何でも政権交代」のひどさをわかっておられないようで・・・。
あの時のゴタゴタはひどかったですね。
小沢氏がごねたんですよね。
けっして白川氏が総裁として適任でないからゴタゴタが起こったわけではないですよ。
小沢氏は自分の息がかかっていない人間を総裁にしたくはなかったのだろうと思っています。
>デフレスパイラルに陥っている以上、デフレ脱却イコール不景気脱却で、構わないんじゃないですか?
デフレ=不景気ではないのです。
本文を読んでいただけましたか?
>デフレ脱却のために、公共事業に投資したりと言った意見も合わせてきちんと言っていると思いますよ。
そこを問題にしているのではないのです。
お金をドンドン刷ればいい、そしてばらまけばいいと言っているのです。
そこが問題なのです。
経済のことをよくわかっている人は「何をバカなここと言っているんだ」と思っていますが、
一般の人の中に「そっかー! デフレって悪いんだー! お金を刷ればいいんだ! なぜ刷らない? 日銀は何をしているんだ! 無能な日銀め」という雰囲気が出来上がってきてしまうのです。
このムードが大きくなると…世の中をマズい方向に持っていくかもしれない…っていうことなんです。
わかっていただけないかもしれませんけど…。
その時、橋本総理が消費税を導入して一挙に景気が悪化しました。その後「失われた15年」と揶揄される日本です。統計ではそれ以後所得は下降してます。今もデフレでデフレーターはマイナス2%くらいになっているでしょう。その為に実質金利は高いです。失業率は先進国の中では良い方ですが、それでも若者の失業率は高いです。
なぜデフレが悪いかと言えば、消費が不活性になり、その為に価格が下がるわけです。 実際には企業の収益は落ちます。すると新規の生産活動に向う投資がなくなり、お金の流れが悪くなり、銀行の貸し出しが減ります。すると全体の景気が冷え込み、労働力が減少して失業率が高くなります。
するとまた消費活動が減退してしまうため、価格をまた下げ始めます。その繰り返しがデフレスパイラルです。
これはGDPの成長を阻害します。GDPは国民所得です。国内総生産=国民所得です。 これは全ての元で、税金も、年金も、勿論国民の所得もこの成長があって国民に分配される物です。ほとんど日本以外の国はインフレです。インフレを極端に表現するのは問題です。
悪性のインフレもあれば、消費活動が活発になるインフレもあります。
バブルはもんだいですが、あれは巨大なインフレです。
日本も、アメリカもそのインフレで生活が潤っていた訳です。
アメリカはリーマンショック以後、マネタリーベースを3倍に増やしました。ドルをジャブジャブ状態にしたわけです。これはバブル後のデフレを恐れてその対処をしたわけです。ですから、日本が少々の円を放出してもインフレには程遠いでしょう。それと今の時代は供給過多です。G20でも各国は輸出競争をするために自国通貨安競争をしてきました。今の円高は必ずしも悪いと言うことではないですが、実力以上の円高の様なきがします。
インフレにすれば、総体的に税収は増えます。また問題の国債発行額のGDP比率が下がります。問題は給料の上昇と物価の上昇のどちらが先かです。
そこで問題になるのが失業率です。雇用が拡大すれば失業率は下がります。 当然その分の消費は拡大します。
そして税収もその分増えます。 そして雇用が拡大していると言うことは、民間企業が回復に向い、雇用確保の為に賃金の上昇があると考えられます。
インフレはモノを買わなければインフレにはなりません。
一般に怖がっているのは、ガソリン(石油)、食料の値上がりでしょうが。それよりも給料がこの先上がらないと想ってします感覚の方が怖いです。
インフレはお金の価値が下がりますから、モノやサービス、投資に変えようと動くのです。明日はモノが上がるだろうから今買おうという動きに変わります。ローンを組めば日数が経つほど軽減されます。
世界大恐慌はデフレです。アメリカでは失業率が25%に達し、その後フーバー大統領の時にGDPを減らしたためにGDPが半分になったと言われてます。
結局本格的にその大恐慌から抜け出たのは第二次世界大戦です。
今日丁度、ニュースでデフレの事をやっていました。
円高も、それだけ円の信用度高い。
日本国の信用度が高いってことだよな〜なんてふと、考えていたところです。
ニュースの解説では、デフレからの脱却を言っていましたが、えいとさんのような詳しい解説がなかったので、えいとさんの記事で、とってもよく分かりました。
手先の操作ではなく、雇用を促進させる政策が必要ということですね。
お金が回らないのが、不景気の原因。。
お金がないから回らない。。
そこからの脱却ですね。
まさに、アメリカも今その真っ只中と、身にしてみ感じます。
とにかく、消費者のお財布の紐が固いです。
モールのフードコートでも、手弁当を食べてる人の多いこと。。
今の日本の政府の不安なことは、余りに大臣でも不勉強、無知の方の多いこと。。
そういったリーダーの下で、本当に解決する能力があるのか。。
そのことです。。
また頑張ってみたいと思います。
>企業は投資をしたいんですよ。でも銀行がお金を貸してくれないんです。それで投資ができないんですよ。
銀行の貸出態度DIは直近では2005年〜2007年はプラスでしたが、そのときも企業はバランスシートをきれいにしようと借金を返済しました。もちろん、この不況下ですから銀行も中小企業にリスクを承知で貸し出すことは少ないでしょう。
しかし貨幣価値が上がる状況下で投資をする企業なんてありますかね? 住宅ローンなどもそうです。返済額が増えるだけです。また、明日には物の値段が安くなると思うと積極的に消費しようとは思いませんね。
企業が発展するには借金をして投資をしなければいけません。しかし、これは企業にとってはかなりのリスクです。デフレ状態の先行き不透明で積極的に投資をしたい企業は、極々僅かな業種だけですね。
>いくらマネーサプライを増やしても 銀行にプールされてしまっているんです
先ほども書きましたが、マネーサプライとマネタリーベースは違います。
>アメリカは確実に物価が上がっていますよ。インフレ傾向にあります。
2010年はインフレ率1.69、2009年は1.92、2008年は0.70、2007年は4.09、2006年は2.19、と、どこを基点にするかによって違うかと思いますが、ここ20年をみてもデフレ傾向のインフレ気味という感じですね。
>ドカンと国債を発行しますか?
極端に1000兆円発行すればインフレになるでしょうが、毎年20兆出したところでなりませんね、デフレギャップが埋まるまでは。先ほども書きましたが、ソブリン債の長期金利を見ていけばわかると思います。
>結局ね、何もできないんですよ。だから無能だと言われるのでしょうけどもね。
もちろん日銀の役割は知っています。しかし、これだけ不景気で自殺者も高止まりしている中で、帰責事由がないとはいえません。ですので、今度の自民衆院選マニフェストに日銀法改正を含む法整備というのを盛り込んでますね。
>劇的に景気を回復させる手段などありませんよ。
普通のデフレ対策、つまりインフレ対策と真逆のことをやればいいのではないでしょうか。
>だから財務省は仕方がなくやったんですよ。
財務省から日銀に行くことはあっても、日銀から財務省に行くことはありません。ですので、日銀がアホの集まりでなければ財務省はさらに優秀です。マスコミの論調で仕方なくやることはありえますかね?
>日本は今、GDP比での債務残高が200%を超えているのです。
これとデフォルトは、あまり関係がありませんね。
韓国の通貨危機前年は12%、同年のタイの通貨危機で16%、翌年ブラジルの通貨危機で44%、ロシアの破綻前年で52%、アルゼンチン破綻前年で45%です。また、リーマンショックの影響で破綻したアイスランドは1998年から対GDP比で縮小して破綻前年に53%になったにもかかわらず、しかもサムライ債で、です。またG7各国は普通に国の借金を増やしてますよ。
また、破綻が近いなら円高にもなりませんし、世界でも最低に位置する金利にはなりませんね。要は、GDPが増えないからで成長しないからですね。少なくとも名目GDPが増えれば比率は下がります。アメリカ・ドイツ・フランス・イギリスのほうが政府の債務残高は増えてますが、そのぶん名目GDPが増加してるので比率が低いんです。ただ、実質GDPが増えないと豊かにはならない気がしますが。
麻生総理も影響を受け自民党議員も影響を受ける、自称経済評論家が気になります(苦笑
経済ド素人の私も、昨年10月に日本が韓国へ700億ドルのスワップ協定を結んだ時、記事にしてみたのですが、
韓国は現在も前年同月比で約4%の物価上昇率です。
商いをしている人や不動産を貸している人たちは自分の資産が減るのを防ぐためにどんどん価格をつり上げています。
えいと@さんのおっしゃるように「デフレから脱却せよ」がすなわち「デフレ=不景気」「インフレ=好景気」という単純なものではないということです。
一般的に、正常なインフレ(変な表現ですけど)なら、給料が上がって豊かになるからモノの値段が上がっても購入できる。ってなものなんでしょうけど、値段ばかりが先行して上がって給料変わらないならモノを買おうなんて思わないですよ。
まずは自分の懐が豊かになってその次に消費だと考えます。
そうなるためには企業が儲からなければならないわけで、
金さえ刷れば景気が良くなるってことではないですよね。
雇用の促進、そしてそのための政策なんでしょうね。
我々は少し身ゼニを削って自国の製品を消費する。そこまでして頑張ってる国民に政府は応えてほしいな。
すごく分かりやすかたったです。
しかもこの不景気に震災があったじゃないですか。
実家の弟なんて仕事がなくて、他の県に出稼ぎ状態です。
私はこの夏4年ぶりに里帰りするんですが、最初ね、原発だけじゃなく悩んだんですよ、円高だから。
でも欲しいものもあるし、おいしいものも食べたいし、家族や親戚に友達にも会いたい。
4年ぶりだもの、円高を気にしないで楽しもう、って思ってます。
内部留保を大きくしているのは大企業。理由は日本が金融危機になった時に銀行が貸し渋りや貸し剥がしをして企業は資金調達に苦しんだから。
銀行に公的資金が注入され、政府は貸し渋り対策として中小企業向けの融資を強制(ノルマ)しましたが、銀行は期末だけ大きな金額を融資をして超短期(2週間とか)で返済させるなどの不正をしていました。
日銀よりもメガバンクを何とかしないといけない気がしますけどね。
>夢見る親父さん。
>デフレは良くないですよ。
デフレが良いとは言いませんが、必ずしも悪いだけではないということが言いたいのです。
今の日本は確かにデフレです。失業率も高くなってきていますし問題が多いのは事実です。
しかし,通貨量をいじることで無理矢理インフレにしたところで景気は回復するとは断言できませんし、
もしインフレに歯止めがかからなくなれば 返って失業率は増えますよ。
フィリップス曲線ってご存知ありませんか?
まぁ、そうならないように日銀はインフレ目標を1%にしたのでしょうけどね。
>なぜデフレが悪いかと言えば、消費が不活性になり、その為に価格が下がるわけです。
確かにおっしゃる通りです。
デフレスパイラルは絶対に良くありません。
しかし、デフレーション=デフレスパイラルではないですよ。区別して考えた方がいいと思います。
デフレーションというのは あくまで景気の動向の結果です。
本文の青色で書いている部分を読んでいただけますでしょうか? ↓
「病気に例えると、不景気が体調不良、インフレ、デフレは体温計が示す温度です。
体調が悪いのであれば、体調そのものを健康な状態にしなくてはならないのに、
「体温計が悪い! 体温計を直せ!」って言っているようなものなのです。」
「デフレが悪い,デフレを何とかしろ」というのは、病気を根本から治療することをせず、
40度という高温(発熱)を示している体温計が悪い!…と言っているのと同じなのです。
夢見る親父さんが書かれている「インフレになれば税収が増え、賃金が増え、雇用が確保され、失業率が減る」…という理論が理解できません。
そう言いきれる根拠は何でしょうか?
物価が上がり、結果的にインフレーションという現象になったとして、
雇用がとたんに増えるのでしょうか。
インフレになっただけで企業は人を雇うのですか?
>インフレはお金の価値が下がりますから、モノやサービス、投資に変えようと動くのです。明日はモノが上がるだろうから今買おうという動きに変わります。ローンを組めば日数が経つほど軽減されます。
この意見 ↑ は私も同感です。
物価が上がることで、来月買うより今買った方が得だという判断を国民がしますね。
そうすると消費は増えます。
借金もインフレになればなるだけ軽減されます。
しかし、インフレというのは貨幣価値が下がり、資産価値も下がることなのですよ?
借金をしている人はチャラになっていいかもしれませんが、
資産を持っている人はどんどん目減りしていきます。
銀行や郵便局の預貯金、タンス預金、国債や生命保険の積立金などがほとんどパーになってしまいますよ?
それでもいいのでしょうか?
私はインフレの方が怖いと思うんですけどね…?
それに物価が上昇してお給料が上がらなければ、今のデフレの状態よりも生活は苦しくなります。
たとえ物価の上昇とともに給料が上がったとしても、給料の上昇率が物価上昇率と同等であれば、今の状況と何ら変わりのない生活をするってことですしね。
いくらお金や国債を刷ってもダメって事なんです。
景気そのものを何とかしないといけないのだ…ということを私は言いたいのです。
わかっていただけたかなぁ〜? うーん。。。
>モリオリママさん。
>円高も、それだけ円の信用度高い。日本国の信用度が高いってことだよな〜なんてふと、考えていたところです。
そうなんですよ。
円高=悪のように日本国内では大騒ぎになっていますが、
円が高いということは、円の価値が高い=信用があるってことなんです。
>ニュースの解説では、デフレからの脱却を言っていましたが、えいとさんのような詳しい解説がなかったので、えいとさんの記事で、とってもよく分かりました。
本当ですか〜? いや〜〜〜嬉しい〜〜〜。
良かったです。
一般の主婦の方に理解していただきたくてこの記事を(めっちゃ時間をかけて 笑)書いたんですー。
>手先の操作ではなく、雇用を促進させる政策が必要ということですね。
そうなんです。
今の日本でもてはやされている自称経済評論家は「とにかくインフレにしろ! そうしたら何もかもうまくいくのに、日銀がそれを阻んでいる! けしからん!」
…と,こんな風に間違いをまき散らしているのです。
またそれを信じちゃう一般人、一般人だけでなく政治家まで影響されちゃってますからね…。
困ったもんです。
>お金が回らないのが、不景気の原因。。
>お金がないから回らない。。そこからの脱却ですね。
それがね、お金を持っている日本人、けっこう多いんですよ。
もちろん、アメリカほどの大富豪は少ないのでしょうが、
この不景気でも高い収入を得ている人はけっこういるんです。
そういう人までが消費をしなくなっちゃっているんですよね。
これが一番の問題かなと思いますねぇ。
で、収入が減ってしまったから使いたくても使えない…こういう日本人も増えています。
これは景気が悪いことが直接の原因でしょうね。
これは政治が何とかしないとどうしようもありません。
だけど、今の日本の政治は、とにかくばらまけばいいと考えているのです。
それではダメなんですよね。景気回復には何の効果も得られません。
>アメリカも今その真っ只中と、身にしてみ感じます。
アメリカ経済も問題が多いですよね…。
景気は悪いのに物価は上がってますもんね…。
>とにかく、消費者のお財布の紐が固いです。モールのフードコートでも、手弁当を食べてる人の多いこと。。
そうなんですか…。
普通であれば、節約するところで節約して、使う時にはしっかり使う!
これが健全な家計のありかたなんですけどね。
今は、ただ節約ばっかり…になっている人が多いですよね…。
>今の日本の政府の不安なことは、余りに大臣でも不勉強、無知の方の多いこと。。
>そういったリーダーの下で、本当に解決する能力があるのか。。
日本の政治家って素人でもなれますもんね。
経済の素人、軍事の素人。
こういう人間が大臣になっているんですから。
こんなことでいいのか…?って思いますよね。。。
>Shellyさん。
>貨幣価値が上がる状況下で投資をする企業なんてありますかね? 住宅ローンなどもそうです。返済額が増えるだけです。また、明日には物の値段が安くなると思うと積極的に消費しようとは思いませんね。
他の方がコメントに書いてくださった事を引用します。↓
>企業はデフレだろうがインフレだろうが自社にとってチャンスと思えば投資をします。デフレが終わるまで投資を待つ経営者がいるんですかね? いたら無能だけど。
このご意見 ↑ に全く同感です。
今はデフレだから投資しないで温存しておこう〜インフレになれば、それっ! 投資だっ!…なんてやってる企業、あるんですか?
企業はチャンスだと思う時期に投資するんですよ。
個人消費はデフレだと消極的になるのは私も同感です。
その結果、デフレスパイラルに陥ってしまうってことですから良くはないですね。
しかし、デフレとデフレスパイラルはわけて考えた方がいいですね。
デフレ現象って何度も言いますが一概に悪いこととは言えないんですよ。
具体的に言うと、企業努力でモノの価格を下げることができますよね。
研究開発の結果、大量生産に成功したとか、低コストでの生産に成功したとか。
こういう価格の低下も物価の低下になりますし、デフレとひとくくりにされますが、これはけっして悪いことではありません。
>マネーサプライとマネタリーベースは違います。
そうですね。違いますね。書き方がまずかったですね。すみません。
本文に書いているように、この記事は一般の主婦層,経済が苦手である人向けなので、
マネーサプライが何で、マネタリーベースが何、と あえて区別することは省略させていただきました。
>ここ20年をみてもデフレ傾向のインフレ気味という感じですね。
これ ↑ は意味不明です。
デフレ傾向のインフレ気味って何ですか?
体温計は34度を示していて低体温なのに、熱があるみたいだから風邪気味かな〜と言っているに等しいと思いますけど?(笑)
>極端に1000兆円発行すればインフレになるでしょうが、毎年20兆出したところでなりませんね
ですから、国債は 現在でも毎年40〜50兆円は発行されていますし、日銀の国債引き受けも行われているんですよ。
それでも景気は回復しないんです、現実問題として。
だったら極端にドカンと発行した方がいいと思われているのか…ということです。
国債や円を大量に刷ったら,急激なインフレに傾くことくらい想像できませんか?
>普通のデフレ対策、つまりインフレ対策と真逆のことをやればいいのではないでしょうか。
つまり、Shellyさんは 日本経済をインフレ状態にすればいい、と思われているのですね。
インフレというのは貨幣価値が下がり、資産価値も下がることなのですよ?
借金をしている人はチャラになっていいかもしれませんが、
資産を持っている人はどんどん目減りしていきます。
銀行や郵便局の預貯金、タンス預金、国債や生命保険の積立金などの価値もまた下落してしまうのですよ?
インフレになればなるほど、自分が保有する資産価値がぶっ飛んでいくということです。
それでもいいのですか?
私はインフレの方が怖いと思いますけどね…?
各国の債務残高とデフォルトの危険性は一概には言えませんが、
日本のGDP比212%の債務超過は楽観視はできません。
日本にはモノ作りの底力がありますから、破綻が近いとは思っていませんよ。
しかし、破綻が近くない=破綻しないとは限らないんですよ。
円を刷れ〜国債を発行しろ〜とやってる某氏をはじめとする自称経済評論家さんたちは「日本経済は絶対に破綻しない」と断言されてますけどね。
私は眉をしかめて見ているって言うことです。
>麻生総理も影響を受け自民党議員も影響を受ける、自称経済評論家が気になります(苦笑
ご想像にお任せいたします。(笑)
>starさん。
>韓国は現在も前年同月比で約4%の物価上昇率です。
>商いをしている人や不動産を貸している人たちは自分の資産が減るのを防ぐためにどんどん価格をつり上げています。
ネットニュースでも、韓国の物価のことがよく取り上げられていますよね…。
日用品がものすごく高くなっているとか…。
それなのに最低賃金は日本円にして300円程度なのだとか…。
先日、入管の捜査の報道番組を見てたんですけど、
日本に出稼ぎにやって来る韓国人が大幅に増えているんだそうですね。
韓国ではお金が稼げなくて、日本にやって来て稼ぐんだけど、
滞在期間が切れて、オーバースティで検挙されている韓国人を見ました。
借金をしている人がすごく増えているそうですね…。
国の経済がとことんボロボロになると…そうしなければ生きていけない人が増える…っていうことでしょうね。
>えいと@さんのおっしゃるように「デフレから脱却せよ」がすなわち「デフレ=不景気」「インフレ=好景気」という単純なものではないということです。
そうなんです。
そのことを理解して欲しいな…と思って今回の記事を書きました。
ネット上には「デフレ脱却のために円を刷れ〜」って言う意見がめちゃくちゃ多いんですもん…。
>一般的に、正常なインフレ(変な表現ですけど)なら、給料が上がって豊かになるからモノの値段が上がっても購入できる。ってなものなんでしょうけど、値段ばかりが先行して上がって給料変わらないならモノを買おうなんて思わないですよ。
そうなんですよね。
景気がいい状態の緩やかなインフレはいいんです。それはまったく問題はないんですけど、
不景気だからとムリヤリ操作することでインフレに持っていこうとするのが間違っているんです。
>まずは自分の懐が豊かになってその次に消費だと考えます。そうなるためには企業が儲からなければならないわけで、
>金さえ刷れば景気が良くなるってことではないですよね。
>雇用の促進、そしてそのための政策なんでしょうね。
その通りです。
お金を刷ってそれで解決するはずがないのです。
みんなが頑張らないとダメなんです。
政府は雇用対策にしっかりと税金を使う。
仕事を得たら賢明に働く。かつての日本人のようにがむしゃらに働く。
そして、消費者は身銭を削ってでも物を買う。日本国内で消費をする。
そうやってみんなで日本経済を支えていかないとダメなんです。
何だか、今の日本ってすごく他力本願なんですよ。
お札さえ刷ったら全てが解決〜って,何を言ってるの?…って思います。
国民みんなで頑張っていかないといけない問題なのに…って思います。
>reeさん。
>すごく分かりやすかたったです。
ありがとう〜良かった〜。
>この不景気に震災があったじゃないですか。実家の弟なんて仕事がなくて、他の県に出稼ぎ状態です。
そうなんですか…。被災地の方は大変ですよね…。
震災の復興には失業者の雇用問題もあるはずなんです。
なのに、なかなか進まないんですよ…。
カメのごとくのろいです。。。(ため息)
>私はこの夏4年ぶりに里帰りするんですが、最初ね、原発だけじゃなく悩んだんですよ、円高だから。
確かにね…アメリカでお給料をもらう身としては、この円高は辛いですよね。
逆だとね、いいんですけどね…。
>でも欲しいものもあるし、おいしいものも食べたいし、家族や親戚に友達にも会いたい。
>4年ぶりだもの、円高を気にしないで楽しもう、って思ってます。
そうですね!
日本経済に貢献してきてください! そして思いっきり日本を楽しんでくださいね〜♪
>かさからさん。
はじめまして。ご訪問とコメントをありがとうございます。
>企業はデフレだろうがインフレだろうが自社にとってチャンスと思えば投資をします。デフレが終わるまで投資を待つ経営者がいるんですかね?いたら無能だけど。
まったく同感です。
>内部留保を大きくしているのは大企業。理由は日本が金融危機になった時に銀行が貸し渋りや貸し剥がしをして企業は資金調達に苦しんだから。
バブルの後遺症ですね…。
銀行も自分の身を守るのに必死になってしまったのでしょうが…。
デフレの状況でも投資をしたい企業はあるのに、資金の調達が難しい。
これが景気を悪化させてきた原因ですよね。
そういうところをまったく無視して円や国債を刷れなどと…。
そんなことですんなり景気が回復するんだったら、苦労はないですよね…。
>銀行に公的資金が注入され、政府は貸し渋り対策として中小企業向けの融資を強制(ノルマ)しましたが、銀行は期末だけ大きな金額を融資をして超短期(2週間とか)で返済させるなどの不正をしていました。
>日銀よりもメガバンクを何とかしないといけない気がしますけどね。
なるほど、そういうこともあったのですね。
メガバンク…こちらもいろいろ問題がありますね…。
最後にもう一度頑張ってみます(苦笑
>今はデフレだから投資しないで温存しておこう〜インフレになれば、それっ! 投資だっ!…なんてやってる企業、あるんですか?
私は職業柄多くの職種の方と接しますが、デフレで将来が先行き不透明なときに投資をしようとする方々は殆どいません。何かに投資、つまり借金をして会社を成長させる、資本主義ですよね。その資本主義というのは将来の不確実性に対してお金を支出するということですよね。ということは、すくなくともギャンブル性を含んでいるということです。一歩間違えれば会社が倒産しかねない、従業員を路頭に迷わせかねない、このリスクを考えてデフレのときに積極的に国内に投資をしようとしませんね。
海外への投資はまた別ですが、今の情勢ではそれも楽観視できる状態ではありません。市場経済はまた別です、それは現在だけしか考えませんから。あと株式投資という投資もデフレはあまり関係ないですね。ギャンブル性が高いと儲かる業種もまた然りで。
>企業努力でモノの価格を下げることができますよね。こういう価格の低下も物価の低下になりますし、デフレとひとくくりにされますが、これはけっして悪いことではありません。
日本は明らかに供給過剰で需要不足です、ですのでそこにデフレギャップが生じてるんです。ただでさえコスト削減するところがなくなって固定費の人件費を削り、海外の安いほうへと移動していき、ますますデフレが悪化していきます。まさに底辺への競争ですね。仰られたとおり、給与がさらに減るので消費は減りますます。で経済状況は悪くなりますね、景気もさらに悪化します。
>これ ↑ は意味不明です。
地球温暖化詐欺と同じですよ。長期にみれば明らかにデフレ傾向です。一度ご覧になられてはいかがですか? 「インフレ傾向だ」と書かれてたので「デフレ傾向」と書きました。どこを基点に書かれてるか分かりませんでしたので、20年や40年視点で見るとデフレ傾向と書きました。2008年を起点に見るとインフレ傾向なので、「インフレ気味」と書きました(苦笑
>それでも景気は回復しないんです
ですので、それだけ量が少ないということですよ。だから麻生総理を含め多くの方々がもっと国債を刷れ、と言ってるんですよ。そして、リスクのあるところはある程度政府保証をつけてあげれば、中小企業にも貸し出すようになります。実際、麻生総理時代はそのような対策でリーマンショックに対応しました。
>国債や円を大量に刷ったら,急激なインフレに傾くことくらい想像できませんか?
現時点の発行量でもインフレ傾向にならないのに、毎年プラス20兆以上国債を刷っても急激なインフレにはなりません。1000兆ぐらいならなるでしょうが、まぁテクニカルな面で無理ですね。しかも急にドーンとインフレにはなりません。長期金利がじわじわと上がっていきますよ(他にもいろいろと要素があります)。日本のバブル期前後からの長期金利推移を見れば分かるかと思います。
>資産を持っている人はどんどん目減りしていきます。
なので、企業は投資をしようとしますね。またお金を持ってる高齢者が消費せず預貯金してることが問題となっていますね。たしか今は、最大の預金超過で内部留保も最高ですね。資産が目減りするなら投資や消費に回るとおもうのですが・・・。
>インフレになればなるほど、自分が保有する資産価値がぶっ飛んでいくということです。
もちろん過度なインフレになればですけどね。しかし資産価値がぶっ飛んでいく前にたくさんの傾向や前兆がありますよ。
>Shellyさんは 日本経済をインフレ状態にすればいい、と思われているのですね。
今現在はそう思いますね。2%〜4%くらいのインフレがいいのではないかと。デフレじゃ経済成長はできませんよ。まず第一にGDPが増えませんから、税収も増えないし成長のしようがありません。日本の高度経済成長期なんてまさにインフレですよ(苦笑
>しかし、破綻が近くない=破綻しないとは限らないんですよ。
外貨建て対外債務ならわかりますが、自国通貨建て対内債務で破綻は起きませんよ。逆にどうしたらこの状態で破綻できるのかお聞きしたいです。
>円を刷れ〜国債を発行しろ〜とやってる某氏をはじめとする自称経済評論家さんたち
おぉ、だんだんわかってきましたね〜(笑
しかし、その自称評論家を批判してるのも、自称評論家か自称経済学者のような気がしますが(苦笑
ただそうしますと、麻生総理・安倍総理・中川昭一氏・西田昌司氏・脇雅史氏・稲田朋美氏・平沼赳夫氏などは(他多数)、眉をしかめて見て行かなければいけませんね(笑
根本的な考えが違うところに割り込んだみたいで、申し訳ないです。
>Shelly さん。
>根本的な考えが違うところに割り込んだみたいで
まぁ、そういうことですね。
Shelly さんと私はまったく考え方が違う…ということなのでしょう。
結局、自分がこう!…と思う考え方が一番だと信じているってことで、
違う意見を聞いても、なかなか「なるほどな〜」と納得はできないってことですよね。お互いに。(笑)
ま、それでいいんじゃないですか?
私たちがこうやって意見を戦わせても、それで日本の政策が変化することはないでしょうし。
議論することはいいと思いますよ、こんな風に議論をするのって私は好きですし。
でも、文字だけで議論するのは限界がありますし、このへんにしておきましょうか。
>おぉ、だんだんわかってきましたね〜(笑
そうですか。おわかりになられましたか。(笑)
その方がShellyさんの想像されている方がどうかはわかりませんが、
その某経済評論家の方は学術論文をひとつも書いたことがないようなんですね。
学術論文がある人物が経済評論家やエコノミストとして発言するのであればいいのですが、
その方は学術論文がひとつもないのに、まるで日本の経済を担っているかのように発言されています。
著書もいっぱいありますが、どれも査読がされたものではなく、
言ってみれば好き勝手に自論を書いているだけなんですよ。
それを一般の方は信じてしまっているのです。
専門家がこの方の意見を聞いたり,本を読むといい加減なことを言っていることはわかりますが、(実際、そんな風に評価されている方もいます)
一般の人間が聞いても いい加減なものかどうかはわかりませんからね。
>ただそうしますと、麻生総理・安倍総理・中川昭一氏・西田昌司氏・脇雅史氏・稲田朋美氏・平沼赳夫氏などは(他多数)、眉をしかめて見て行かなければいけませんね(笑
これは違います。
政治家って経済論を述べることが仕事ではないですからね。
政治家はいろんな分野を勉強しなくてはなりませんから、
経済に関しては 経済学者や経済評論家、エコノミストのアドバイスを受けて、その上で政策を決めているのです。
影響力が大きい人が言うことは自然と耳に入るでしょうし、
それを参考にされることはあるでしょうね。
間違ったアドバイスを受け入れてしまうのは、その政治家の力量と言うことでしょう。
名前を上げられている政治家の方々は、一人だけの意見を聞いて政策を決めるような無能な政治家ではありません。
参考にはされているかもしれませんが、鵜呑みにはされていないと思いますよ。
何度もコメントをありがとうございました。
分かりやすいと思いますが
遅くなってしまって 眠くて だめです
こんなコメントで 失礼します
明日の夜なら 読めるとおもいます
>はちきんイジーさん。
眠いのに頑張って読んでくださったんですね〜。
ありがとうございますー。
良かったら、眠くない時にまたお越し下さいね♪
>・・・
ご自分で、景気が悪くなる原因を書いているじゃないですか。
インフレと逆に、デフレだと貨幣価値が上がり、資産価値も上がる。
それだから、お金を使わずに、ずっと持っていた方がいい。
結果、皆がお金を使わないから、景気が悪くなる。
>あほの子太郎さん。
はじめまして。ご訪問とコメントをありがとうございます。
>インフレと逆に、デフレだと貨幣価値が上がり、資産価値も上がる。
>それだから、お金を使わずに、ずっと持っていた方がいい。
その通りです。
今の日本はそう言う状況です。みんながお金を使おうとはしないんです。
これは日本経済が回らない大きな原因のひとつです。
しかし、だからといってインフレがいいか…というとそうではない…ってことを申し上げたいんです。
円や国債をドンドン刷ると必然的にインフレになります。
インフレというのは貨幣価値が下がり、資産価値も下がることですから、
確かに今日買った方が安く買えるのであれば消費は増えていいかもしれませんが、
それがいつまでも続くと思われますか…?
一度インフレに傾いた経済は暴走する可能性を秘めています。
バブル時代がそうでしたね。
加速がついたインフレを誰が止めることができるのでしょう。
バブルがはじけたように、突然インフレが終わるしかないでしょうね。
そのとき、日本はどうなってしまうでしょうか…?
そういうことを 私は言いたいのです。
おわかりいただけないかもしれませんが…。
デフレ脱却と不景気脱却をつなげたのは意図的で、
デフレ脱却は今の日本の現状からデフレスパイラル脱却
とイコールの意味ですが。伝わらなければ申し訳ありません。
中小企業の経理関係に関する立場からも、今のデフレ
で需要が薄い時期に投資をしようという企業がどれほどの割合であるか、身にしみて理解しています。
大体の企業が資産の圧縮を図り借入金の返済をして
いくなかで、どうして不景気脱却ができますか?
また、銀行関係もそういう企業をより評価している現状
、金融行政も改善して基本的に民間に資金が流れる環境
を作らないことには不景気改善なんてできませんよ。
インフレ恐怖もわかりますが、インフレの対策は金融引
き締めなど打つ手はある中、今現在の不況脱出を優先
する政策を取るのは当然でしょう。
マネーの供給を増やし、マネーを流通を促進する政策
を実行すること。それを否定するのはいささか理解
できません。
インフレは諸外国も大抵少しずつなっているものです。
ハイパーインフレになるほどのものでなければ逆に
健全なインフレともいえませんか?
どうにも過度なインフレ恐怖に思えます。
>トミシンさん。
>デフレ脱却は今の日本の現状からデフレスパイラル脱却とイコールの意味ですが。
おっしゃる通り、今の日本はデフレスパイラルの状態にあります。
デフレスパイラルは良い状況ではありませんし、できるだけはやくこの状況から脱却すべきであると思っています。
その件については本文でも書いております。
トミシンさんは「デフレ脱却=デフレスパイラルの脱却」とお考えかもしれませんが、
今の日本のムードは「デフレが悪い=インフレにしろ」というムードなんです。
そのことを危惧しているのですよ。
>大体の企業が資産の圧縮を図り借入金の返済をしていくなかで、どうして不景気脱却ができますか?
確かに零細企業、中小企業にとっては厳しい現状だと思います。
銀行がお金を貸してくれませんからね。お金が借りられないと設備投資もできないし、積極的な投資はできないだろうと思います。
>金融行政も改善して基本的に民間に資金が流れる環境を作らないことには不景気改善なんてできませんよ。
そうです。ここがポイントなんです。
資金が民間に流れていないことが問題なんです。その通りです。
しかし、その解決策がお金を刷ることなのでしょうか?
お金をたくさん刷って、それで資金が回るとお考えですか?
私は、たとえ円や国債を刷ったとしても、資金が民間に流れていくとは思わないのです。
バブル崩壊後に政府は法律上、多くの規制をかけました。
再度、バブル経済を引き起こさないための策だったのですが、その結果、今のような状況がうまれてしまったのです。
これが現状ままである限り、いくら国内にお金の量が増えたとしても民間に流れることはないでしょう。
政府がやることは、超インフレやバブル経済を起こさないように注意を払いながら法律を改正し、規制を緩和することです。
それをしなくては、いくらお金の量を増やしても意味がないのですよ。
>インフレは諸外国も大抵少しずつなっているものです。
ですから、本文にも書いているように、
インフレ傾向になっている国の景気が回復しているのか?…ということなんです。
景気が良くて、その結果インフレになっている国はありますよ。中国とかね。
しかし、意図的にインフレにして景気が良くなった国はありません。あったら教えてください。
>ハイパーインフレになるほどのものでなければ逆に健全なインフレともいえませんか?
>どうにも過度なインフレ恐怖に思えます。
他の方へのコメントのお返事に書いていますが、
一度インフレに傾いた経済は暴走する可能性を秘めています。
バブル時代がそうでした。
加速がついたインフレを誰が止めることができるのでしょう。
バブルがはじけたように、突然インフレが終わるしかないでしょうね。
そのとき、日本はどうなってしまうでしょうか…?
過度なインフレがどういう状況を引き起こすか…トミシンさんには想像することができないようですね…。
楽観的でいいですね。幸せなことだと思います。
健全なインフレとは、景気が回復して自然にインフレになることを言うのです。
お金の量を意図的に増やしてインフレを引き起こした場合、その結果、名目GDPはあがりますが、
実際に景気が良くなったという実感は得られないと思いますよ。