2009年07月29日

チップについて考える〜歴史と習慣


皆さま、こんにちは、えいと@です。


今日もご訪問くださいましてありがとうございます♪ (o^∇^o)ノ



今回もまたまたチップのお話をしたいと思います。


え? しつこい???


あはは〜、ごめりんこです〜〜〜。(;^◇^;)ゝ スンマセ~ン


今回が最終回なので ぜひぜひ! お付き合いくださいまし〜。m(_ _)m

 チップについての関連記事はこちら ↓ をご覧くださいね〜♪
   チップ=給料という現実がある北米
   チップについて考える〜皆さまのご意見より〜



今回はチップの歴史と習慣について見ていきたいと思います。


皆さまはチップはどこで どうやって始まったのかご存知でしょうか?


その昔、西欧の床屋さんは外科医も兼ねていたそうです。

床屋の前でクルクル回る三色の看板のライトは「動脈・静脈・包帯」を表しているのですね〜。

その床屋さんは整髪したりヒゲを剃ったりする他に「瀉血」も行っていたそうなんです。

「瀉血」とは体内から悪い血を取る、いわゆる「血抜き」のことなのです。

この血抜きにかかる料金は特に決まっていなかったそうで、お客は自分が出せるだけの金額を箱に入れていたのがチップの始まりと言われています。



もうひとつ。


ロンドンのパブで ドリンクをを早く持ってきてもらいたいお客が小さな入れ物に小銭を入れたり、

バーテンダーに小銭を渡して 少しでもはやくドリンクを作ってもらっていたのがチップの始まりと言われています。



「TIPS」は「To Insure Prompt Service」の略であり「迅速さを保証するため」という意味があるそうなんですよ。


やがてこの習慣はどんどん広まり 居酒屋やレストラン、宿泊施設でもチップの箱を置くようになったことからチップの習慣が定着したようです。


…というわけで、チップは欧州から始まったものが習慣化したものなのですね。


床屋さんのチップは労働の対価としての位置づけであり、


パブや居酒屋のチップはより良いサービスを受けるためのものとして存在したようです。


そしてチップは決まった金額ではなく、お客の「気持ち」で決められるものであり、


チップは上流階級の間での習慣であったようです。


ま、そうでしょうね。


お金に余裕のない人間はチップを渡したくても渡せない…ってことがあったでしょうから。


そして昔からの習慣が継続され、現在でもチップ制度は残っているというわけなのですね。



ところが そのチップの起源である欧州ですが。


ウェイターやウェイトレスたちがこのチップの収入だけに頼り 生活が不安定になるのはよくない…ということで、


1943年にイギリスで最低賃金に関する規定が制定され、


1955年にフランスでサービスチャージの導入が決められ、


それが欧州全体に広まり、現在では「労働の対価」ではなく「サービスのお礼」としてのチップが残っているようなんですね。


現在では従業員の給料をチップでまかなわれているということはないため、


欧州でのチップ制度は北米ほど厳密ではないようですし、


徐々になくしていこうという方向に流れているそうです。


お礼の気持ちとしてのチップは多少残っていますが義務的なチップは廃止の方向なんだそうです。


なので欧州のチップは%がはっきりとは決まっていないのですねー。



では、なぜアメリカ、カナダでは いまだに「チップ=従業員の給料」なのでしょうか。


先日の記事でも「チップ=給料」という感覚が理解できないというご意見を多数の方からいただきました。


普通に考えたら そうですよね?


レストランの従業員は雇用契約のものに働いてるはずなのに、


なぜきちんとした給料がもらえないのか?


…って不思議に思いますよね?


チップの起源である欧州でも 徐々に変わって来ているのに、


どうして北米は変わらないのか?



これはアメリカのある歴史経済学者の説なのですが。


実は奴隷制度に関係する一面があるらしいのですね。


えっ! なぜ奴隷制度とチップが結びつくの?


…って驚かれた方が多いと思います。


実は奴隷制度があった時代にも チップ制度は存在していたようなのです。


主に綿花やサトウキビ農園などのプランテーションで働いていた奴隷たちですが、


実はプランテーションというのは1年中忙しいわけではないんですね。


プランテーションにもよりますが、ヒマな時期もあったんです。


そのヒマな時期にレストランの給仕として働きに出ていたということらしいのですね。


もちろん賃金はきちんと出たそうなんですが、


その賃金のほとんどを奴隷の雇い主が取っていたそうなんですねー。


まぁ、この時代は奴隷の生活の面倒はすべて雇い主の責任のもとに行われてたわけですから。


奴隷の生活の費用を全部出すかわりに 奴隷が稼いできた賃金は雇い主のものという感覚だったのでしょう。


奴隷は自分の生活費を稼ぐ必要がないので 賃金をもらわなくても困らなかったんでしょうけどね。


それでもタダ働きではかわいそうと思った客が奴隷にチップを渡すようになったそうです。


この奴隷がもらうチップは労働の対価の意味合いがありますよね。


現在の北米のチップの意味とほぼ同じです。


その名残りで 今でもレストランの従業員がもらうチップ=給料という習慣が根強く残っているのではないかと考えられているのです。


奴隷制度を廃止したその後でも名残りがあるんですねぇ〜。


まぁ、長い歴史があったわけですからね。


習慣というものはなかなか変えることが出来ないということでしょうか。


もちろん、この奴隷制度だけが現在の北米のチップに結びついてるわけではなく、


他にもいろんな理由があって現在の北米のチップが形成されてきたんでしょうけどね。



ところで。


サービス業はすべてチップが必要かどうか?


…これについてどう思われますか?


実はここがチップのややこしいところでもあるんですよねー。


同じサービス業でもチップが必要、不要の区別があるのです。


で、基本的に専門職にはチップは不要なんですね。


医師や看護師など 医療従事者にはチップは不要です。


フライトアテンダントに機内でサービスを受けた時もチップは不要ですよね。


他には教師などの専門職にもチップはいらないですし。


ホリデーチップ、クリスマスチップ専門職であっても もらうことがあるようですけどね。

 ホリデーチップに関することはこちら ↓ を参考にしてくださいね〜。
    Buffalo-Niagara Pukiwiki「アメリカのチップについて」


で、なぜか美容師や理容師は専門職なのにチップが必要なのですね〜。


これはいったいなぜなんでしょう???


えいと@は美容院でチップがいることにずーっと納得がいかなかったんですよねぇ〜。


だってぇ〜〜〜。


美容師や理容師って資格が必要な職業なのになぜチップが必要なの?


…って思いません?


でね。


今回この記事を書いていてふと気がついたんです。


もしかして、もしかして…。


これってチップの起源に関係するのではないか…って。


チップの始まりは床屋さんでしたよね?


床屋さん=美容師、理容師ですから、


昔の名残りでチップが必要な職業になっていったのかもしれないですよね?


う〜ん、このあたりからもチップって昔の名残りを強く残す習慣なのかもしれないですねぇ〜。


それにしても…。


美容師や理容師もチップが必要な職業ってことは微々たる給料しかもらっていない…ってことなのでしょうか?


その美容院のオーナーにカットしてもらったらチップは不要だそうですもんね?


いくら昔の習慣とはいえ美容師、理容師って資格のある専門職なのにきちんとした給料がないとしたら…すごくびっくりです。



他には同じレストランでもフルサービスとセルフサービスとではチップの要、不要の差がありますし。


決して給料が高くないと思われるサービス業でもチップが不要だったりします。



このね〜、チップ制度ですけど。


これは えいと@の考えで、もしかしたら飛躍し過ぎかもしれないんですけどね。


チップ制度があることでワーキングプアーを生み出しているのではかなろうか?…って思うんですよ。


確かにチップがもらえる職業はすごく儲かるかもしれないけど、


時間帯によって 季節によって または景気によってをモロに影響を受けるわけですから非常に不安定ですよね?


常にお客が多くてたくさんの収入が見込める季節や時間帯に働ける人は問題ないかもしれませんが、


何らかの事情でそのチップがたくさんもらえる季節や時間帯に働けない人は賃金がほとんどない…ってことですもんね。


他には、レストランのサーバーの賃金が低く設定されてるため、


同じような他の職種でチップがもらえない職業の賃金も 低く抑えられていることが考えられますよね?


そういう職業にしかつけない人の給料はチップがない分 非常に低くなってしまいます。


働いても働いても貧しさから抜け出ることができない「ワーキングプア」


このチップ制度がワーキングプアを加速させてるかもしれないな…って思うことがあるのです。


もちろん、ワーキングプアーの問題は チップ制度だけが原因ではなく、もっと深いものであるんでしょうけどね…。



さて、いろいろ書いて来ましたが ここで えいと@が申し上げたいのは、


チップは日本にはない習慣であるため理解しにくいことだし、わかりにくい、ややこしいことではありますが、


習慣として存在する以上は従った方が良いということです。


例えばね。


あなたの自宅に外国の方が遊びに来たとします。


あなたの家は土足では生活していない。


でも、その友人は土足の文化で「あなたの家であっても靴は脱ぎたくない」って主張したら…畳の間に靴のまんま入って来られたら…。


イヤですよね?


他には。


外国の方が日本に観光に来て温泉に入ったとします。


日本では温泉の湯船に入る時には、かならずかけ湯をしてから入りますよね?


外国の方はそれを知らずに服を脱いでそのまま かけ湯もせずにドボーンと温泉の湯の中に飛び込んだ。


温泉の湯船の中で石けんを泡立てて身体を洗い始めた。



これってイヤじゃないですか?


日本の文化を少しは勉強してから来い!…って思いません?


習慣が違う…っていうのはこういうことなのです。


日本の皆さま。


海外旅行をされる時にはチップが必要な国なのか、何%必要なのかを調べてから行くようにしましょう。


たとえ納得いかない習慣だと自分では思ったとしてもその国では普通の習慣であったりするわけです。


一人の日本人が習慣に従わず 無礼な行動をしてしまったら、他の日本人が白い目で見られることもあるのです。


それって悲しいですもんね。



自分の国の習慣にないことを受け入れるのは本当に難しいです。


完全に理解するにはかなりの年月が必要だと思います。


でも、理解できないから拒否するのでは何も生まれません。


えいと@自身、チップに関しては納得ができないことではありますが、


少しずつ理解していくようにしていきたいな…って思っています。




     【おまけ】


今回のチップの記事は すごーっく長い記事になってしまいました。


内容もちょっと難しくなっちゃっいましたが、最後まで読んでいただいた方々には感謝いたします〜。(^人^)アリガトー


最後にもうひとつだけ、アンケートをとらせてください。


北米でお気に入りのレストランや美容院で受けたサービスに不満があった場合にはチップをどうしますか?


もともとお気に入りのレストランなどで不快な思いをしちゃった場合チップはどうされているのでしょう?





これは集計して〜というコトではなく、えいと@が単に知りたいって思うことなのです。


何度もアンケートとったり質問しちゃってごめりんこです〜。(;´▽`A


ロムだけの方も、ぜひ! アンケートにおこたくださいまし〜。<(_ _)> ヨロシク


そして「結果を見る」をクリックしていただくと、チップに関していただいたコメントを読んでいただくことができます。


サービスに不満がある場合、他の人はどうしているかを知ることができます。


良かったらご覧になってみてくださいね。



チップに関しての記事はこれで終了です。


長らくお付き合いありがとうございました〜♪ (*^-゚)vThank you♪




それではまた〜。。。(⌒ー⌒)ノ〜〜〜



  今日も読んで下さってありがとうございました! 
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posted by えいと@ at 11:15| Comment(26) | TrackBack(0) | えいと@の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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